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2013.01.10

破産管財人も諦めた任意売却

「他社不動産業者に任意売却を依頼しているけどうまくいかない」
良くある相談ですが、今回は自己破産を弁護士に依頼して、破産管財人も選任されているケースです。

破産管財人とは、破産手続開始の決定と同時に、裁判所が選任する弁護士(裁判所に選任候補として登録されている弁護士)のことで、この破産管財人によって、債務者(破産申立人)の財産の「管理・調査・評価・換価・処分」を行い、各債権者に債権額に応じて配当手続きを行います。

破産管財人は、大手T不動産販売に売却依頼をしていました。売主は引っ越ししてしまうと家賃がかかるため、売却するまではそのままその不動産に住んでいたかったのですが、T社からは、販売するためにはすぐに引っ越してくれないと困るということで、早急に引っ越し先を探して、2週間後には引っ越ししたのです。

そこまでするからには、すぐに売れるのかと思っていたそうですが、1か月たっても、2か月たってもT社からの連絡はありません。管財人に状況を聞こうと連絡をいれても、打合せ中などで折り返しの連絡もありません。早く破産手続きを終わらせたいのに時間だけが過ぎていき、販売開始から4か月たったある日、管財人から 「不動産売却の件は放棄しました」 と連絡が入ったのです。

売主にしても???

な話です。

そんな状況で、困って私のところへ相談にやってきたのですが、

「破産管財人が売却を辞退するなんてどうしてなんですか?
何かあったんですか?」


矢継ぎ早に質問を浴びせられて、言葉を詰まらせていました。
管財人が放棄するなんて、売主(債務者)側に問題があったのではないかと悪意はありませんが、ついつい勘ぐってしまいます。色々と話を聞きましたが、やはりはっきりとした理由がわからず、このまま売却依頼を受けるのもなんか気持ち悪いので、管財人に電話してみます。

「あのー、不動産の売却依頼受けたので確認なんですが、管財人辞退したと言うのは、間違いありませんか? 」

「こちらはすでに辞退していますので、関係ありません。お好きにどうぞ。」

詳しく聞いてみると、売却しても住宅ローン残を超える金額で売れなく、他の債権者に配当がないのがわかったため、辞退されたとのことです。

今更なんでしょうけど、きちんと販売をしていれば、配当のある金額で売却できた物件だと思います。管財人の販売方法に文句をつけても仕方がありませんが、ちゃんと仕事してほしいものです。

そんな管財人ですが、計算書を見ると当然と言えば当然かもしれませんが、不動産屋のように成功報酬ではないので、辞退しても破産管財人報酬はしっかり持っていくんですね。




破産管財人辞退後、売却依頼を受けて約2か月で決済を終えることができました。

2010.05.13

自己破産をすると官報に記載

自己破産手続きをすると破産者の氏名や、破産管財人が官報に記載されます。
ただ、官報って見たことないですよね。
官報インターネット版 http://kanpou.npb.go.jp/
配当要求を見て、任意売却を勧めたり、買取しますといった不動産業者の訪問は有名ですが、官報を見て破産管財人に直接連絡をするケースもございます。

2009.11.18

自己破産と保証人

 保証人(Bさん)からのお問い合わせで、主債務者(不動産所有者Aさん)が自己破産をするので、Aさんが所有不動産に関しては、少しでも高く売れる可能性のある任意売却を選択したいとこのとです。
 もっともな意見ではありますが、問題はAさん(主債務者)に任意売却をする意思がないことです。 Aさんは、何を話してもとにかく謝るばかりで、具体的な話をしようとすると弁護士に任せているからとしか言わないそうです。 ただ、弁護士からすればAさんからは、相談は受けているが、正式に依頼されていないので、受任通知も出していないそうです。 そこで、私にAさんとBさんの間に入って、Bさんに任意売却をするように説得して欲しいとの相談でした。
 不動産屋の仕事の範疇を超えているよう思い、本音では気が進まない話だったんですが、保証人であるBさんの熱意に負けて、Aさんに来てもらうか、電話させるようにお願いしました。
 数日後、Bさんから電話がかかってきましたが、Aさんがいっていたとおり、Bさんは私にも謝るばかりで話が進みません。 堂々巡りできりがなくなってきたので、

「あなた(Aさん)にとって、任意売却をしても、メリットはないかもしれません。 でも保証人のBさんにとっては、メリットがあるかもしれない話なんです。 メリットと言ったって、あなたが作った借金を保証する金額が少なくなるかもしれないというだけの話なんです。 もし本当に詫びたいとおもっているのなら、協力すべきです。 協力する気がないんだったら、その場しのぎで謝ったりしないでください。。。」
うっ、、 ちょっと言い過ぎたかなと思ったときには、全て言い終えてしまってました。 お互い無言の気まずい時間が過ぎ、私から

「あのー、Aさんもきっと理屈では分かっているのに他人の私がちょっと、言い過ぎましたね。すいません。 ただ、私はBさんのことが心配で少し熱くなってしまいました。 電話で初めて話した私のことを信用するのも難しいと思いますので、もし良かったら相談されている、弁護士先生に、保証人の債務を減らすために、任意売却をしたいんですけどって相談されてみたらどうですか?」
Aさん
「でも、任意売却をするとまたお金がかかるんですよね?」
実は、Aさん、任意売却をするお金を自分が払わなければいけないと思っていたようです。

「不動産売却代金の中から頂きますので、Aさんのお財布からお金を出さなくてもいいんですよ」
結局、任意売却することになったのですが、諸事情のため、弁護士主体で任意売却をすることになってしまいましたので結果どうなったのかはわかりません。 しかし、主債務者が自己破産をすると原則、保証人へは一括で債務の督促が行くことになり、時には保証人までも自己破産なんてこともあるようです。
任意売却のご相談は
任意売却サポートセンター

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