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2010.12.13

不動産引き渡し (第4話)

いよいよ不動産引渡し(決済)日。
元々2800万円で販売していたが、値段交渉が入り、2500万円での取引となった。
マンション買取業者の査定額が2300万円であることを考えると、格安とまではいかないが、購入する方にしてみれば良い買物がではないでしょうか。
ただ、問題は引き渡しギリギリで引越しをしたため、室内が空になっての立合いができていなかったことである。
キズ等はフルリフォームするため、心配していませんが、荷物が多いため本当に全部の荷物がなくなっているかが気がかりだった。
決済当日、疲れた顔をした成瀬氏(売主)がやってきたので、早速確認すると
「寝ないで引越しやってましたよ。あと少し車に積んだら終わるから」
軽い感じで話している。この後、住宅ローンを実行して、代金の授受が行われ、カギも引渡すのに、どうやって入るつもりなのでしょう。
苛立つ感情を抑えながら
「あと少し? 今日この後、不動産を引渡すのにどうやって入るつもりですか?」
玄関先に置いてあるだけということかもしれないと思って聞いてみるが、言葉に詰まった様子で
「あと少しで終わるんで入らせてもらえませんか?」
結局、まだ約2トン車1台分くらいの荷物が残っているということだった。
(実際には、4tロング満載)
それならはじめから、
「すいません。間に合いませんでした。あと1時間もらえませんか。きれいに片づけますから」
と謝れば良いのに、隙があれば「引き渡し日までに荷物出せって言われたから今日中に荷物出せばいいんですよね!」なんて誤解していたフリで切り抜けようとでもしているのでしょうか?
購入者を横にこれらのやりとりをしていたため、「今日はこのあと仕事に戻るから、今日中に片づけて頂ければかまいませんよ」とカギを1本私が預かることができ、事なきを得ましたが、最後くらいしっかりしないといけませんね。
任意売却をする上で、依頼をして頂いた売主を保護することは当然ですが、購入者がいてはじめて取引が成立します。不動産仲介業者として、購入者の不利益にならないように行動しなければいけないと改めて感じました。

2010.09.28

大量の残地物。苦しむ販売活動 (第3話)

少し時間が過ぎ奥様は実家に戻られ、ご主人様だけの生活が始まった。
以前は、足の踏み場にも困るほど荷物が多かったので少しは片付いていると期待していました。
しかし、相変わらずと言っては失礼ですが、4LDKの内の2つの洋室は倉庫状態で、入ることも出来ない。
せめて子供部屋くらいは片付いているのでは!
少し期待をしたが、すぐにそんな期待はすぐ消し飛んでしまった。
奥様がお子さん2人を連れて実家に帰ったのですが、
実家も広くはないため学習机や家具などほとんど置いて行かれてるんです。
つまり以前見たときと、ほとんど何も変わってない。
このまま販売しても、絶対に売れないなー。
一般の人が見たら引いてしまいます。
倉庫になって中に入れない部屋だけでも、何とかしないといけないんですが、
本やら、レコードやら4tトラック2台分くらい。
捨てれないもののようなので、トランクルーム借りて入れておくしかなさそうです。
そのお金も立替払いしてあげないといけなそうです。

2010.09.06

相談 (第2話)

色々なところに相談されていたので知識は持っているようでしたが、銀行、不動産業者、弁護士から
異なる見解の説明を聞き困惑しているようでした。奥様が困惑している状況ですので、うつ気味のご主人様はさらにふさぎこんでしまっています。
奥様としては住宅ローンの連帯債務者にもなっていなく、離婚されて名古屋の実家に引越しするつもりなので
関係ない話ではないかとも考えたようですが、せめて主人の今後の道筋くらい一緒に考えてあげたかったようです。
自宅を処分することは決まっているので選択肢として
 1、自宅を所有したまま自己破産
 2、自宅を任意売却してから自己破産
 3、自宅を任意売却して、残債務の返済状況を見ながら自己破産をするか決める
という3つがあり、不動産屋の立場で言えば、不動産売買が成立しない「1」のいますぐ自己破産という選択肢は勧めませんが、あえて「1」のメリットをあげるとすれば、「楽チン」なことです。
自分で自己破産手続きをするケースはここでは除外しますが、弁護士に自己破産を依頼されれば、裁判所に出頭するのも1回で済み、とにかく楽チンです。
ただ、管財事件になれば費用も嵩みますので、任意売却をしてから自己破産手続きのほうがベターだと私は考えております。
つまり、不動産屋である私の勧める選択肢は、「2」「3」であり、自己破産しなければ生活できないようなケースを除き、「3」を勧めています。
成瀬さまのケースでは、消費者金融の借入が400万円あるので、最終的には自己破産をする可能性も高く「2」になってしまうかもしれませんが、まずは任意売却をする「3」の方法で手続きをすることになりました。
次回は 「大量の残地物。苦しむ販売活動」

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