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2011.09.16

連帯債務は相続される


川崎市中原区 40代 増沢さま(男性)

中原区の自宅(前妻と子供が住んでいます)
1番抵当:住宅金融支援機構 約2500万円残
2番抵当:横浜銀行 約1000万円残
共同担保:前妻の実家
保証人:前妻の母(1年前他界)

 住宅ローンはそれぞれ4か月程滞納しており、銀行からも「滞納分一括で払うか、法的手続きするかそろそろ決めないといけませんね」と脅かされてます。 自宅については、私が住んでいるわけではないし、前妻もあきらめています。ただ、前妻の実家は、何とか残したいんですけど、何とか方法はありませんか?
 あと、別の不動産会社に相談したら、「まず住宅ローンの支払いを止めないとダメですよ」と言われましたが、そのような対応で良いのでしょうか?





 一番気になるのは、保証人の問題です。
負の財産である、連帯債務についても相続の対象となります。
(相続放棄は3ヶ月以内に家庭裁判所へ申述の手続きが必要となり、忘れてしまうと単純相続といって、無条件ですべてを相続した事になってしまいます。)

◇ ・相続放棄の申述
 http://www.courts.go.jp/saiban/syurui/kazi/kazi_06_13.html

 つまり、前妻の実家は、母が1年前他界して前妻を含め兄弟で相続しているので、前妻及びその兄弟も連帯債務者ということです。 「そんなの聞いてない!」と裁判をされる方もいらっしゃいそうですが、そういった場合は専門家にお任せするとして、このままですとご実家を残すどころか、前妻及び兄弟にまで火の粉が降りかかりそうです。

 別の不動産会社に「まず住宅ローンの支払いを止めないとダメですよ」と言われた件については、一般的に任意売却は、住宅ローンを6ヶ月滞納して保証会社に代位弁済してもらってから話がスタートします。任意売却する流れとしては、間違っていないかもしれませんが、このまま売っちゃまずいですよね。

前妻、兄弟と良くお話しされてから、
「住宅ローンを継続して払いマイホームを残す」
「自宅は売るけど不足分は兄弟で負担して、分割で増沢氏が払っていく」

などお決めになった方が良いと思います。


◇判例  昭和34年6月19日 第二小法廷・判決 昭和32年(オ)第477号 貸金請求事件(民集第13巻6号757頁)
【判示事項】連帯債務の相続
【要旨】
連帯債務の相続人が数人ある場合には、各共同相続人らは、被相続人の債務の分割されたものを承継し、各自その承継した範囲において、本来の債務者とともに連帯債務者となると解するのが相当である。
【参照・法条】
民法427条・432条・899条

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